山陽道玖珂インターから一般道を走ること約30分。
春雨の合間を縫った3月初旬のある日、いよいよやってきました。
山口県の東南部に位置する田布施町は、
南側を瀬戸内海に開き、約50平方㎞に1万4千人あまりが暮らすのどかな町です。
岸信介、佐藤榮作の兄弟総理大臣のふるさとであることや、
今でも残る数々の古墳と遺跡が町に風格を残しています。
同時に、中心部の開けた土地には住宅や店舗が、郊外には豊かな土地が広がります。
古い歴史を持ちながら、現代の生活が心地よく営まれている、そんな印象を受ける町でした。
町の職員さんによると、代々受け継がれてきた土地に眠る古墳を、
田布施町民は小学生の頃から学び親しみ、誇りを持っているということでした。